かけはし9月号の主張
夏の成果を今後に生かそう

 九月になってキャンパスはかつての活気を取り戻しつつあります。今年の夏はあなたにとってどんな夏だったでしょうか……。家族や友人と旅行ができたという方、歴史や平和を考える旅行ができたという方、少しのんびりできたという方など、夏を有意義に過ごせたことでしょう。
 名大生協は、この夏日中友好と平和の課題などを中心にさまざまな課題に取り組みました。

日中友好短期交換留学

 日中友好短期交換留学に取り組んで三年目の今年、七月十二日から約二週間、中国から六人の学生(北京第二外国語学院3、南京大学2、上海復旦大学1)を招き、生協施設の見学や学生、教職員との交流をおこないました。中国人学生たちは、熱心に日本語を学習しているだけあって言葉にはまったく不自由はありません。日本人学生の家庭や下宿にホームステイをおこない、率直な交流することができました。教職員委員会でも、一緒に陶芸体験や「日中不再戦の誓い」の碑(瑞浪市)を訪ね、また郡上の盆踊りや合掌造りの白川村を案内することで交流ができました。
 名古屋大学からは、七月二十六日から約一か月間、学生が北京第二外国語学院へ語学研修に出かけました。

調理師交換研修

 また、名大生協と北京第二外国語学院との調理師交換研修として、七月十二日から十六日まで中国から六人(調理師は二人)の方が生協施設の見学と研修をおこないました。この機会に名大生協の調理師や教職員との交流ができ、また、連日各食堂で中国人調理師による本場の中華料理を組合員に提供することができました。
   名大生協からは、調理師二人が七月二十六日から三十日までの五日間、北京第二外国語学院を訪ね、研修をおこないました。

平和を考える旅など

 敗戦から五十四年目の夏、今年も被爆地広島・長崎に立って平和を考える「ピースナウヒロシマ・ナガサキ」と、かつて激しい地上戦の地であり、現在基地の島への旅=「オキナワの旅」に取り組み、名古屋大学からも学生が参加しました。しかし、初めて企画した「北京への旅」は、最少催行人数が集まらず、残念ながら中止となりました。
 みなさんが、夏の間に取り組んだ成果を秋からの大学生活に生かしていこうと考えておられるように、名大生協でも、夏の間に取り組んだこうした企画の成果を、これからの運営と運動に生かしていくよう努力します。みなさんのご意見や要望などひきつづきお寄せくださるようお願いします。


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