かけはし3月号の主張
理系コンビニショップ(仮称)の運営に参加を!
去る1月18日(月)に理系地区に待望のコンビニショップが関係者の尽力で生協店舗として開店した。構想から1年を経て実現したのであるから、その成果は大きい。今回は、大学が場所の提供のみで、開設工事費用のすべてを生協が負担するという点で大学の理解と協力がえられたのかと思うが、今後、大学院の充実がいっそう進むなかで理系地区の施設の拡充が期待されている。
今回オープンしたコンビニショップは、そうした理系地区の大学院生の投書や意見が発端となって、生協の専従者の目にとまり実現の運びとなったが、この施設はこの地区で教育、研究に携わるすべての教職員、学生の生活支援の店として有効に活用してゆくことが求められている。営業時間についてもオープン前から希望がよせられるなど期待は大きい。品揃えについてもお店の運営委員会をつくるなど、利用者が運営者として参加することが必要で、このことが生協の運営原則でもあろう。そうしてこそ本当のコンビニショップが誕生することになる。
先月の本誌213号でくわしい取材内容が掲載されているが弁当や飲み物、食品、文具、日用雑貨から雑誌などかなりの充実ぶりである。しかし、品揃えについてもこの地域の組合構成員の生活者として希望、要望は何か。真に必要とするものは何か、何を利用したいのか、何時利用したいのか。明確な要求を「声カード」や総代、生協委員、周囲の運営委員をつうじてその実現のために生協職員と一緒になって努力をしてほしい。
運営者としての明確な希望や要望を「声カード」をつうじて実現してゆくことはコンビニショップにかぎらず、どのお店においてもいえることで、おおいに利用しながら、より利用のしやすいお店をつくってゆく。きびしい経済情勢のなかで生協が生きのこれるのは、そうした組合員の参加とその実現の先頭に立つ生協職員の努力があってのことではないでしょうか。
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教職員委員会 かけはし3月号の主張
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