北京第二外国語学院短期交換留学生歓迎企画
9月9日(土)〜10日(日)
世界遺産「白川郷」の見学・
郡上おどり参加・小京都「高山」見学
9日8時50分に北部生協で集合し、栄のホテルで待っている北京第二外国語学院の学生を迎えにいきました。9時15分栄で北京二外の3人の学生を乗せて出発。国道22号線を北上し東海北陸自動車道に木曽川ICから入り木曽川を渡ったところにある川島パーキングで小休止。川島パーキングはハイウェイオアシスとして整備されお土産売場以外にコンビニやセガワールドのゲームセンターもあり、隣接する河川環境楽園の入口にもなっている。留学生は早速和紙の千代紙などのお土産を見て楽しんでいた。その後、高速道路をさらに北上した。天候は曇りから雨に変わり山間部では霧も出てきて視界が効かないところもあった。
荘川ICで高速を下り、国道156号線を白川に向かう。御母衣湖、荘川桜、御母衣ダム、平瀬温泉、鳩谷ダムを過ぎると合掌造りの白川郷に入る。12時も回っていたのでまず昼食を合掌造りの食堂で名物のそばなどを注文する。中国の学生は初めてのとろろやなめこに挑戦していた。食事の後、合掌造り生活資料館を見学したりお土産を選んだりした。合掌造りの街並みを一望できる荻町城跡まで移動して記念写真を撮った。
来た道を戻り、白川郷の入口のところにTBM見学会場と書かれた看板と工事現場の人が道ばたに何人か立っていて車の誘導をしていた。TBMとは何か分からないが立ち寄り現場の人に聞くと日本最大級のトンネルボーリングマシンの略で東海北陸自動車道の飛騨トンネル工事用のTBMを今日だけ公開しているとのこと。車を降りてマイクロバスに乗り換えトンネルの中に進む。本坑のところでバスを降りヘルメットを借りてさらに奥に進む。そこには組み立てられたばかりの直径12.8メートルの巨大なモグラが今にも動き出しそうに待機していた。偶然ではあったが日本の最先端のトンネル技術も見学することができ留学生は喜んでいた。
少し予定よりも遅れてしまったが御母衣ダムを下から見上げ、今日の宿泊地であるひるがの高原に戻ってきた。途中で買い込んだ食料で夕食を作った。留学生はトマトと卵の炒め物を料理してくれとても美味しくいただいた。
食後、郡上八幡の天気を聞き、雨が降っているが踊りはやっているとのことで、浴衣は着ずに郡上八幡町へ郡上おどりのおどり納めを見学に行く。午後8時から11時までのおどりに9時からラストまで参加した。はじめは雨も降っていたようだが、われわれが到着してからは悪くても小雨の状態であった。今日の会場である、旧役場前の広場には入りきれない人であふれていた。郡上おどりは気軽に輪の中に入り手足を動かしているうちに簡単におどれるるおどりで一緒になって楽しむものである。留学生も自然に輪の中に吸い込まれ音頭にあわせて、見様見真似でおどり始めていた。11時が近づくと何処からともなく提灯が出てきて参加者に配られていた。おどりの終了はお囃子を奏でながらお囃子御輿を引っ張って見送るようだ。このころになってまた、雨が落ちはじめた。御輿を見送ってひるがのに向かう。
宿舎に着いたのは12時を回っていた。留学生は2週間のスケジュールに少し疲れ気味であり、翌朝の起床時間を気にしていた。われわれの行動はあまり時間に束縛されずそのときの状況に応じて柔軟に対応することを常としているので、明日の起床は起きたときと言うと喜んでいた。お風呂でサッと汗を流して就寝につく。
翌朝、朝ご飯も自分たちで作り、ワイワイと楽しく食べた。今日は借りてきた浴衣を着て高山の見学だ。着せる人がいないので、隣の別荘の奥さんにお願いする。気安く引き受けていただき助かった。ひるがのから高山までは約1時間で行くことができる。
高山は春と夏の年2回行われる高山祭りが有名である。祭りの日は、からくり人形の奉納が行われる屋台会館に全国から観光客が押し寄せる。この祭りをいつでも見られるように展示したまつりの森をはじめに見ることにする。市街地から少し離れた山の中腹をくり抜いて造ったこのドーム型の建物にはからくり人形の屋台が5台置かれてあった。獅子舞も含めて10分おきに自動的にからくりが始まるようになっていて1時間で6作品を見学することができる。結局1時間、全作品を見学したので昼食が遅くなってしまった。
まつりの森に隣接された食堂で昼食を取り今後の予定を相談する。明日帰国なのであまり遅くなるわけにはいかず、市街地に移動して、古い町並みを見学しながらショッピングを楽しむことに。季節はずれの浴衣ではあるが、留学生の浴衣姿は高山の町には良く映えた。行き交うカメラマンのフレームにしばしば納まっていた。高山見学のあとは、また、ひるがのまで戻り、普段着に着替えて、20時に栄のホテルに帰ってきました。
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教職員委員会 交換留学生歓迎企画
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