かけはしの輪



2月号の感想


コンピュータに支配される世界も間近か
★224号に、コンピューターの2000年問題についての「魔言」についての反論がありました。「魔言」には、「どうしてこんな事になったか。突き詰めて考えれば、人間のけちくささから起こった問題だ。」とあり、この感覚的な表現に反発するあまりに、この反論も感情的に過ぎるようです。例えば、「技術に理解のないこのような輩がのさばっているから「日本の科学技術は衰退している」という事態になりつつあるのではないでしょうか。」という表現などは、相手を単に罵倒しているだけで、議論としてはどうかと思います。2000年問題は、確かに「人間のけちくささから起こった問題」ではなく、それなりの合理的理由があったのでしょうが、だからと言って、魔言の主要な主張である「コンピュータで儲けた者はコンピュータで困っているところを助けるのは当然」という部分についての議論がなかったのが残念です。魔言では、いかなる事情があったにせよ、商品の欠陥についての第一義的な責任は製造者にあるという、現在では極めて常識的なことを「魔言」流のレトリックで述べていると思います。私が2000年問題についての強く感じたのは、コンピューターのプログラムを専門家にも、何が起こるか、はっきりとはわからなかったことについての「恐怖」です。今後、このような「black box」としての「コンピューター」が、さらに巨大な「black box・システム」となり展開していくことは避けられないでしょう。そうなれば、そう遠くない未来に、子供の頃見た「SF漫画」にあったコンピューターに支配される世界の出現なんてこともありえるかも知れません。【コーギー】

Y10Kの対策は
★感想の感想。8000年後にはY10Kが起きるよ。いまから対策しますか?いつならしますか?【No.6】

さすが年の功
★「かけはしの輪」の12月号の「魔言」をめぐる応酬が読みごたえがあった。どちらにも一理あるが、田島先生の冷静な応え方にやや分があるか。(さすが年の功というべきか(?))【和坊】

農耕が最大の発明と思う
★史上最大の発明について。発明という言葉の解釈によるが私は今の人の生活の礎となった農耕という発想がその後の文明の発達をもたらしたという意味で重要な発明であったと思う。【A】

正式名称が出てこない
★クイズでどういうマークで何を意味しているか分からなかったが正式名称がなかなか調べても見つからず苦労した。【薛偉耀】

ひとりごとに感銘
★「沈まぬ太陽」に関する『ひとりごと』は目的意識の変化を見事に短文の中で表現しており、今月号も感銘を受ける内容であった。来月号も楽しみにしています。【服部正嗣】

豊講セール何とか続けて
★豊講セールがなくなるのは残念です。何とか続けてほしい。【相沢順平】

宮之浦岳のてっぺんは?
★広木先生のフィールドノート、熱にうかされて夢か現実か判らぬところにいつも誘い込まれて、いつも「かけはし」随一の読み物と思っています。中條さんの宮之浦岳のすばらしさが写真から伝わって来ました。「永田岳からの宮之浦岳」という写真を見ると宮之浦岳のてっぺんは異様な山塊で、写真の解像度のせいで分かりませんが、表面は竹で被われて、ヌルッとなっていてところどころ木がもこっと生えてるんでしょうか。印象的な写真でした。【馬宮孝好】

手口の幼稚なパターン
★割戻しの不正請求の件ですが、スーパー等の「クーポン」でおこなわれる手口の幼稚なパターンだと思います。『民間』ではこれへの対策は常識だそうです。Y2K問題。細かいいきさつはともかく問題の先送りだったこと事実では? これは環境問題等にもあてはまることです。【金丸信明】

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教職員委員会 2月号の感想
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