旬を愛でる簡単・感嘆料理教室
第6回「ブロッコリーグラタン」


 旬を愛でる簡単・感嘆料理教室・第6回「ブロッコリーグラタン」は、11月17日(水)18時より、参加者10人で、南部食堂厨房において、加藤ケータリング店長を講師に開催された。
 加藤店長は、17時からブロッコリーを適当な大きさに切ったり、ポテトを茹でたりと下ごしらえに余念がなく、今や遅しと参加者の集合を待っていた。18時を少しすぎてやっと参加者が集まった。皆、エプロンをして、手をきれいに洗って、いざ、調理開始。まず、加藤店長が茹でてくれたポテトの裏ごしから始めた。裏ごし器を初めてという人もいて、全員がポテト2〜3個を裏ごしした。少しずつつぶしていくのがコツのようだ。マッシュポテト用に卵を割って、卵黄を分ける。卵白は泡立ててブロッコリーフリッター用に使う。卵白の泡立ては不純物が入ってはいけないのに、黄みが少し混ざるというハプニングもあった。
 次はいよいよホワイトソースである。鍋を弱火にかけバター50gを溶かし、小麦粉も50g入れて、焦げないように混ぜる。初めはネバネバしているが、良くかき混ぜているとパサパサになってくる、そこに牛乳を少しずつ加えて、ダマにならないようによく練る。できあがって鍋を火から下ろしても余熱で焦げて変色するので注意が必要である。先生に続いて、3人の参加者が挑戦する。加えた小麦粉の量の違いか、同じ牛乳の量でもトロリと仕上がった物やネバッとした出来上がりの物ができた。最後に用意してあったブイヨンを適量加えて、味を見ながら仕上げる。次にブロッコリーを茹でる、最後にオーブンで焼くので少し固ゆでにする。次に、大きな鍋でスライスしたタマネギとベーコンを炒め、先ほど作ったホワイトソースを入れて混ぜる。最後に茹でたブロッコリーを入れグラタンベースの出来上がり。
 飾り付けようのマッシュポテトは、牛乳300g、バター大さじ1、ナツメグ、塩、こしょうを鍋に入れ、弱火で練り混ぜ、裏ごししたポテトと卵黄3個分を混ぜる。できたマッシュポテトを絞り器に入れて、グラタン皿に取り分けたグラタンベースの周りを波形に飾っていく。最後におろしチーズを振りかけオーブンで10分程度焼く。
 残った卵白を泡立て水溶き小麦粉を混ぜて、生のブロッコリーの衣にして、油で揚げる。フリッターに加えてブロッコリーフライも作る。ブロッコリーグラタンも程良く焼け、テーブルを囲んで出来たてのグラタンをいただく。M氏の調理よるほうれん草入りの緑のタリアッテレのホワイトソースかけも一緒に食べた。裏ごししたポテトの滑らかさと額に汗して作ったホワイトソースとブロッコリーのマッチングがとても美味しく感じられた。ブロッコリーのフリッターも美味で、真っ先になくなってしまった。(みのうら)




デリケートな卵白の泡立てに感嘆

 手間暇かける料理の楽しさの入口が覗けたように思います。デリケートなフリッターの卵白の泡立てには感嘆しましたし、つい、いい加減になりがちな、ポテトの裏ごしの結果の美しさ。ソースの色、滑らかさ、極めはやはり料理を食した時の口あたり具合でした。至れり、尽くせりの環境を設定して頂いての贅沢な教室にご指導してくださる先生と、お世話をしてくださっている皆様に感謝します。次回は無理かもしれませんが、叉の機会を楽しみにしています。
(T2)

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教職員委員会 第6回「ブロッコリーグラタン」
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