かけはし11月号の主張

こういう時にこそ生協へ結集し、協同の力を大きく

―生協への加入・増資、そして利用を―

 名大生協ではいま、全国大学生協連合会が呼びかけている「秋の生協強化月間(10月〜11月)」に取り組んでいます。
 昨年消費税が3%から5%に引き上げられ、特別減税もうち切られました。医療費も改悪されて2〜2・5倍に上がり、バブル崩壊後の不況もますます厳しさを加えて、デフレスパイラルと言われるように出口のない不況が続いています。この不況は21世紀初めまで続くと見る見方が多いようです。
 バブルの不当な融資が不良債券化して超々低金利というのに本来潰れるはずのない銀行が傾きかけ、普通の会社なら倒産のところを預金者を守るという名目で国民の血税を60兆円という途方もない税金を投入しようとしています。これが将来の子供たちに大きな負担となって行くことは、JRの精算事業団の28兆円強(国民一人あたり約19万円)も国民負担と併せ大きな問題です。
 現政府はこれまでにもこのような後世に付けを残すようなやり方でやってきたのです。未だに懲りずにこのようなやり方で処理したというのは国会議員の怠慢であり、大きな不満が残ります。
 こんな時こそ大学生活を支える生協に結集し、協力・協同の力を大きくすることが必要ではないかと思います。
 名大生協では、安心・安全で、環境に優しい商品の開発、バランスよく安心できる食材を使った食堂メニュー、協同の力で書籍の1割引を実現したり、インターネットによる和書・洋書注文サービス、書籍利用班の自動振替など、また、ネットワーク時代にマッチしたコンピュータやネットワーク関連商品の提供など事務機器コーナーの充実、加えて充実した提案力のある旅行・サービスセンターの案内など生協らしい商品・サービスの提供に日夜努力しています。 いま、21世紀を目前にして先の見えない不況に不安がいっぱいです。少子化による年金問題、医療や介護保険などの福祉問題、学校教育の荒廃や我が国立大学の存続の問題、地球環境の問題、沖縄の基地の半永久化や核の問題などです。どれも簡単には答が出そうな問題ではありませんが、みんなで考え、できることからみんなで協力してやっていこうではありませんか。 
 名大生協の加入率は学生100%弱、院生約70%に対して、教職員は約半数に留まっています。出資金についても学生・院生16,000円に対し、教職員はこの基準額に達していない方も結構おられるのが現状です。教職員委員会では、この期間中に基準額(16,000円)に加入または増資された組合員の方は委員会の企画に半額で参加できます。企画としては「海上の森ハイキングと陶芸教室パート3」、「第11回音としゃべりの金曜サロン『堀田さちこ。とともに♪シャンソンの夕べ』」を準備しています。
 加入・増資のお申込みは、教職員委員会または北部厚生会館2階「組合員コーナー・内線7540」までお気軽にご連絡ください。
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教職員委員会 かけはし11月号の主張
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