新入教職員歓迎生協ガイダンスで
「大学でのセクシャルハラスメントを考える」
講演会開催
(5月10日)


 名大生協は、2000年度新入教職員歓迎ガイダンスを5月10日、グリーンサロン東山で開きました。  前半は、生協から店舗など事業の紹介と教職員委員会の活動紹介があり、続いて職員組合など学内諸団体の紹介がありました。  その後、北仲千里さん(文学部研究生)による「大学でのセクシャルハラスメントを考える\名古屋大学では?\」のテーマで講演がありました。  北仲さんは、セクシャルハラスメントの問題について、名大で先進的に取り組んでこられた経験にもとづき、今年2月評議会で承認された「名大セクシャル・ハラスメントの防止・対策等に関するガイドライン」への評価、男でも女でもセクシャルハラスメントの被害者にも加害者にもなる可能性があること、男と女では性に対する感覚の違いがあり、そのずれがハラスメントにとどまらず、ときには事件にもなることがある、要は男でも女でも相手をひとりの人間として尊重できるか、その人の人権感覚が試されている、と語りました。  後半は「花の木」が提供した料理を囲んで懇談しました。懇談では1人ひとりの自己紹介がありました。中には外国人もおられ、英語によるスピーチもありました。閉会のあいさつでは、中條副理事長が、ぜひ名大生協に加入し、これから始まる名古屋大学での生活を有意義なものにしていただくようにと呼びかけました。  この日の企画は、新入教職員だけでなく、広く参加を呼びかけて行いました。その結果、新入教職員が8人、その他の職員15人の参加がありました。


何がセクハラ、どこまでセクハラ

 セクハラと聞いて男性である私も、どこかの知事の意識的行為は別として、女性に対して無意識の中でおこなってしまってはいないか、ヌード写真を教室に貼っておくとセクハラと言われるがなぜか、何がセクハラでどこまではセクハラではないのかなど疑問を持ちながら講演会に参加した。
 講師の北仲先生は、はじめに、セクシャルハラスメントの定義を
1.性的な言動(言葉も行動も)
2.相手の意に反する(不快)
3.労働・学習環境の悪化
4.職場の人間関係
と板書し、セクシャルハラスメントは、相手の意に反した性的な言動に起因して職場、教室に行きたくないと悩んでいる人がいることであると言う。なるほど、セクハラ、セクハラというと行為を先に考えてしまいがちだったが納得。
 さらに講師は、大学では、教室での出来事が多く、証拠がなく、合意ではないかとか、周囲の無理解や、研究室を守ろうとしたりでなかなかまともに取り上げられなかったという。ガイドラインができ、窓口が新しくでき、20年前にあったという被害届も出てきているそうだ。アンケート調査によると名大では女性3割、男性6%がセクハラを受けたと答えている。大学の調査では3割は普通に出てくるそうだ。
 名古屋大学のガイドラインはかなり細かく規定していて、附属学校のPTA、病院の患者、緊急の場合は論文の締切延期をするなどなど。それから、被害者が訴えることで、さらに二次被害が起きることに注意しなくてはいけない、居づらくなる職場環境や精神的な問題とのすり替えや、個人的な中傷のないよう、被害者の意思を尊重して対処しなくてはならないと結んだ。
(箕浦)  

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教職員委員会 新入教職員歓迎生協ガイダンス
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