新年の挨拶
明けましておめでとうございます
名古屋大学生協理事長 榊 達雄
昨年理事長に就任してからまだ6か月しかたっていませんので、生協の活動のすべてを理解するにいたっていませんが、東海地連の教職員院生セミナーに出席するなどして、他大学の生協活動状況を聞くことによって、むしろ名大生協の活動について理解を深めたりしています。例えば、愛知教育大学生協理事長から、名大生協の教職員会の活動はすばらしいですね、といわれて、なるほどそうなのかと改めて感心させられたりします。
生協は、学生・院生・教職員が協同して大学における生活をより豊にするとともに、教育・研究活動にも何らかの形で寄与するための組織であると考えます。そのために食堂で食事を提供したり、書籍・文房具・情報機器等を販売したり、旅行の便宜を図るなどのサービス活動をしたりします。そのほかに、中国の北京第二外国語学院および南京大学との短期交換留学の事業に取り組んでいることは、特筆すべきことであります。これは生協本来の活動と直接関係ないようにみえますが、そうではありません。この事業は、学生・院生の語学研修の要求に応えるものであるとともに、広い意味で名古屋大学の国際交流の一環であり、さらには歴史的に深い関係のある中国と日本との友好の一助になる意義ある活動であるといえます。この事業が学生・院生・教職員の間に、生協活動への関心をひろげるきっかけになることを期待しています。
年が明けても、まだ経済的不況からの脱出の展望はまだみえていません。政府は、銀行に60兆円を、ゼネコンを潤すだけの公共事業に膨大な資金をつぎこもうとし、国民の間に怒りを引き起こしてています。消費税をせめて3%にひきもどせという要求は、大きな運動となっています。
本年も学生・院生・教職員のみなさんの要求に根ざした生協活動に努めたいと思っています。みなさんの声を生協によせていただくとともに、より一層生協を利用して下さるようお願いいたします。
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教職員委員会 新年の挨拶
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